主な事業としては、大きく分けて以下の5つがあります
1つ 出会い・交流事業
ボランティア同士、当事者とボランティアが交流
ホームページや機関紙を通じて出会いの場を提供
2つ 研修(共育)事業
ボランティア活動を発展させるために、研修(共育)活動
分野別の研修、運営研修、財務研修など支えあえる研修
3つ 協働事業
異分野のボランティア活動と協働する事業
当事者団体とボランティアで協働事業
4つ 提言活動
社会や行政に向けて提言活動
研究集会等での提言。調査、研究結果をまとめ提言
5つ 財源づくり
賛同者を増やし、会費・寄付金など自主財源を増やす
バザーや講演活動、事業による収益活動を展開
協会の事業展開の基本方針は以下の4つ
- いろんな出逢いの場面創出とコミュニケーションをはかる
- いろんな情報と意見交換の活性化をはかる
- いろんなボランティアの思いが膨らみ、達成できる体制つくり
- いろんな連絡体育成の基盤つくりのための支援を行う
平成18年度事業方針
希望がひろがり、みんなの想いが実現する、協会を創ろう
平成17年度の通常総会の兵庫県ボランティア協会規約改正の際、目的にある、協働と参画の持つの意味、協会の考える『参画と協働』とは何かを、提示してほしいとの要望を受けましたので、以下まとめました。
1、兵庫県ボランティア協会規約の目的について
前回の通常総会で改正された規約の中の目的は、「本会は、県内のボランティア活動の育成、啓発等を通じて、多様なボランティア、市民活動と連携し、協働を図り、市民参画型福祉社会の実現をめざすことを目的とする。」 改正前の目的は、「本会は、全県下のボランティアの力を結集し、ボランティア活動の発展と社会福祉の向上をめざすことを目的とする。」となっていた。
改正の趣旨は、従来の目的をさらに押し進める形で、より具体的で、発展性のあるものに見直した。
2、参画と協働について
行政側の対応に限界があることが明白になったのが阪神淡路大震災であり、多数の犠牲者と、振り返りと、これからの将来を考えるのなかで、「参画と協働」の気づきは生まれたと考える。
県民の参画と協働の推進に関する条例では、その第3条に「県行政は、県民の積極的な参画および県と県民の協働により推進されなければならない」とし、これを参画と協働の基本理念としている。
阪神淡路大震災を機に行政側の意識の一部が大きく変化したことは歓迎すべきと考える。
協会規約の目的の「協働と参画」という言葉は、当然行政からの押し付けではなく、ボランティアの主体的な協働や参画の関わりがあってこそ、個々主体者の満足は得られ、福祉社会の実現が目指せると考える。
協会のいう「協働や参画」は、行政が公益という縛りの中で考えるものより、自由で幅広くとらえる必要がある。
3、兵庫県ボランティア協会(県域のボランティアのネットワーク)の必要性について
ボランティアの育成や多様な活動の連携・協働があって、このような活動の中で多くの市民が参画していける土壌もできる。
根源にあるボランティアの育成には、ボランティア自身の主体的な関わりをもてる、機会・場作りが必要であり、幅広い協働と参画ができる兵庫県ボランティア協会を目指す必要がある。
ひょうごボランタリープラザ(支援組織)と兵庫県ボランティア協会(Vの当事者組織)は共育の関係にあり、支援組織のネットワークにボランティアのフットワークが加わって、協働の効果がより現れると考える。
今年度も、事業や目標を絞り込み、協会の基盤つくりを最優先に、下記の事業に取組みます。
● 具体的な事業の柱
(1)兵庫県ボランティア協会らしい事業展開に取組む
(2)事業推進と財政基盤の確立のため、新たな会員を獲得する
(3)事業推進のために有効な委員会を置く
(4)財政改善プログラムの具体的な検討を行う
(5)広報活動により、新しい協会のイメージを浸透させる
(6)ひょうごボランタリープラザとの連携・協力を推進する