「今こそ、兵庫県内のボランティアの力を結集しよう!」 わたしたちは、ボランティアの力を信じています。ボランティアの力とは、「共感しあえる力」「共に学びあう力」「率先して行動する力」「社会を変える力」です。 兵庫県ボランティア協会は、今年で40周年を迎え、ボランティアを取り巻く環境は大きく変化しましたが、ボランティアの本質は変わらないものと信じています。 改めて、今、ボランティアの原点を確認し、ボランティアの力を結集する時期にあると考えます。 平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で、改めて、ボランティアの力を実感しました。 私たちの先達は、40年前の神戸市内での自然災害を契機に集ったボランティアの有志です。ボランティアのネットワークの重要性を認識して、全県的なボランティアの力を結集する組織として、県内のボランティア連絡体が自主的に運営する組織をつくりました。 進この「ひょうごボランティア宣言」は、兵庫県ボランティア協会の40周年を振り返り、これからの県内のボランティアがむべき方向性を確認するため、このつどいの場からメッセージとして発信します。
「市民社会」づくりは、誰もが市民社会の一員として、自ら社会的役割を担っていく、ボランティアが培ってきた思想があるのではないでしょうか。 ボランティア活動は、障害の有無や年齢に関わらず、私発で社会に貢献できる活動だと思います。 私たち一人ひとりが、社会を構成する主人公として、社会づくりに関わってこそ、はじめて、市民社会が創り上げられます。 私たちは、これまでボランティアが大切にしてきた「自発性(自主性)」「社会性(公共性)」「無償性(非営利性)」「継続性(日常性)」などの原則を大切にし、地球規模で物事を考え、地域に密着した活動を展開します。 そのため、「共感」の心を大切にし、地域社会をよりよくしていくために率先して行動する〝ボランティアという生き方"を目指し、このことを次世代にも継承していくことを宣言します。 平成19年11月11日 兵庫県ボランティア協会 創立40周年記念 ひょうごボランティアのつどい 参加者一同
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