ボランティア兵庫

兵庫県ボランティア協会機関紙

兵庫県ボランティア協会 小西康生会長の挨拶要旨

「21世紀のボランティア活動を支援する
新生ボランティア協会に向けて」

1967年、神戸市内の福祉施設が土石流による大きな被害に見舞われ、この復旧活動のために集まったボランティアが主体的・自発的にボランティア協会兵庫ビューローを結成し、これが後に兵庫県ボランティア協会に展開していった。

また、協会が30周年に向けた記念事業を検討していた1995年には、阪神・淡路大震災が発生し、甚大な被害があった一方で、全国から多数のボランティアが被災地に集結し、後に、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれるようになった。

兵庫県では、阪神・淡路大震災の経験をも生かして、1998年「県民ボランタリー活動の促進等に関する条例」や2002年「県民の参画と協働の推進に関する条例」等、県内のボランタリー活動や県民の参画と協働を推進する条例や施策が全国に先駆けて実践されている。

その一方で、兵庫県ボランティア協会は、2004年に財政難や組織課題などの危機が訪れたが、その後、「新生 兵庫県ボランティア協会」をめざした議論が重ねられ、2005年から組織体制の刷新や活動の見直しなどの基盤強化を図り、再出発をすることとなった。

「新生 兵庫県ボランティア協会」の使命は、県民が主体的に参画や連携・協働を推進していくための環境や基盤づくりを図ることであり、更なる変革を進める時期にあると認識している。

社会情勢や県民意識の変化がある中で、より多くの人たちが自己実現を行う手立ての一つとしてボランティア活動に取り組めるよう、多様な主体・地域・分野との連携・協働をすすめるための触媒としての機能を目指していきたい。

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この機関紙はひょうごボランタリー基金の助成を受けて発行しています。
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